網入りガラスの防犯性について
時々、お客様から受けるご質問で、網入りガラスは『防犯に強くはない!』のですね?
と尋ねられることがあります。
その通りです。
網入りガラスは『防犯に強く』ありません。
見たところ、「金属ワイヤーなら強い!」。
網入ガラスなら頑丈だと思うのが一般的です。
しかし、そもそも「網入りガラス」の目的というのは、
建物が防火地域に立地している場合や建築基準法、消防法が定められているという理由から
万が一の火災でガラスが割れても破片が飛散しない、
怪我防止する、隣家などへ延焼を防止、そのようなことで作られています。
その結果、防犯には「有効」ということではありません。
となると窃盗犯にとって狙いやすい、都合の良いガラス窓であるということで、
戸建住宅の1階から3階。マンションなら2階~5階付近までが、よく狙われたりします。
侵入犯は、ガラスを割ってクレセント錠を回して侵入する際、
そのガラスを割る時に、網入りガラスなら飛散をしないことや、
音を最小限に抑えるという理由から侵入犯にとってターゲットな窓になるからです。